新築住宅はだれに主導権をもたせるとよいの?

住宅を新築で建てる時に、一番困ることってなんでしょうか?

我が家の場合、趣味が合わないこと…が最も大変なことでした。
旦那様は「家というものはとにかく構造が大切。木造で断熱効果の高い家でないと住みたくない。」とまで豪語していて、間取りが決まるまでに何か月も構造の本を読んで研究する徹底ぶり。

「これがいい。あれがいい。こんな構造はこうなっているから断熱が良くない。」と話かけてこられるけれど、「構造の細かいことまで建築家でないのにわからない!」と頭が爆発しそうでした。
こっちは女性ですから、なんといってもインテリアにこだわりたかったのに、構造構造と本のいいところをとってきて、最高の構造にしたがる旦那様。
このお相手ができるのは建築家の人でなくては、もう無理!!と感じて、旦那様がここがいいといった建築家にお願いしました。

プロ中のプロだから、構造とインテリアともに最高のものを仕上げてくれるだろうと相談していくと、旦那様が調べてきた情報は最新情報で、建築家の方もまだ手がけたことがないようでした。
構造にたっぷり時間をかけて相談をして、その後インテリアや間取りについてお話しました。
しかし、構造のグレードが高すぎて、予算が少なくなってしまい、インテリアや間取りに予算をかけられなくなってしまうことに。

思い描いて楽しみにしてきた私の家は…。
と、仕方なくインテリアはシンプルモダンにしてなるべく予算をかけない方向にしました。
キッチンやお風呂、洗面所や脱衣所などもとにかく機能的にして使いやすさを重視して選びました。
選ぶときも旦那様と住宅展示場に行き、私が選んだ物を旦那様にチェックしてもらって、旦那様もよければオッケーがでるという感じでした。

そしてできた家は、リビングの天井がとても高いので、空調がうまく機能するか心配でしたが、やはり断熱にこだわったおかげなのか、冬もストーブ一つとエアコン暖房で過ごしていて、割と気温も下がりにくいと思います。
しかし、なんと旦那様が子犬をなかば強引に飼いだして、新築住宅のカーテンや壁をガジガジとかされ、モダンリビングを目指して家具も調達しようと思っていたのに、かじられるといけないから買えなくなってしまいました。
思い描いたものとはなんだか違う方向に。

長年住んでいて気が付いたことは、「旦那様はインテリアとか得に興味がなかったから、こちらが主導権を握って選んでしまえばよかった。」ということと、お金を稼いで出してくれるのは旦那様という考えを捨てて、「これがいい。あれがいい。」と女性の目線で決めておけばよかったかなと思いました。
ほんとに男性はできてしまうと興味が無くなるものですね。
驚いています(笑)。
新築をお考えの方には、女性が家事を楽しくできるような家を目指して旦那様と激しくバトルしながら納得のいくものを選んで頂きたいと思いました。

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