「口癖はその人そのものをつくる」以前読んだ本の中で、非常に心にささった1文です。
何の本だったのかは忘れましたが、この言葉は私に自分自身の口癖を見直すきっかけを与えてくれました。
しかし、口癖というものはほとんどが無意識の内に出ているものです。
これを意識して見直していくというのは、至難の業。
自分の会話をボイスレコーダーで録音するということも頭に浮かびましたが、さすがに恥ずかしいのでできません。
「どうしたら自分の口癖を把握できるのだろう?」そう思った私は、家族や友達に「私がよく言っている口癖ってなに?」と聞いてみることにしました。
すると、出てくる!出てくる!数々の口癖に自分でもびっくりしました。
その中でも聞いた全員が口を揃えていったワードが「多分・とりあえず・一応」。
これが、私の3大口癖のようです。
これだけ聞くと、その場しのぎで上手くことが進めば良いという気持ちや、もしなにかあった時責められないために、自分の答えに自信がないことを強調するなど、自分の責任で目の前の事に全力で対処するということから逃げているのではないかな?と自分を客観視することができました。
それに気付いてからは、これらのキーワードを意識的に使わないように心がけ、目の前にある出来事に対して以前よりも真剣に考え、その瞬間自分がベストだと思う答えを外に向けて発信するようにしています。
そして、自分が言った言葉に責任を持つ。
人に自分の言葉の責任を押し付けない。
完璧ではありませんが、このようなことを意識することで、以前より毎日が充実しているような感覚を得るようになってきました。
周りの人からも「最近少し雰囲気が変わったね。
なんかしっかりしたというか、大人になったというか。」などと言われています。
周りの人が気付くということは、確実に私は成長しているということでしょう。
そう思うととてもうれしくなりました。
これからも、もっと自分自身を客観視して、マイナスの要因を一つずつ除外していき、年齢を重ねるとともに心も成長していきたいと思っています。