銅版画の魅力

1年ほど前から「銅版画」というものを作ることが趣味になっています。
銅版画の魅力にハマったのは、とある展示会で銅版画を使った展覧会を見たことです。
今は会社員ですが、もともと美術の大学を出て、その後も絵を描くことを続けていました。
そんな時に銅版画という新しい絵画を知ったときに自分もやってみたいと思うようになったんです。

ネットで検索すると銅版画の工房を見つけ、その教室に通うことにしました。
美術出身だということを伝えると、絵を描けるともうそれはほとんど出来上がったようなものですよと言われました。
その絵を元にフォトエッチング加工という方法で銅板に写し、それを版画として絵にするそうです。
ただフォトエッチング加工をするには特殊な溶剤と器具が必要なので、実際に絵にするためにはこの教室で行わないと完成しないということがわかりました。
最初は初級コースで絵を自由に描くところからスタートしました。
僕も最初は創作ではなく普通の風景画のような絵を描きました。

参加者の人たちが描き終わるといよいよ銅板への加工が始まります。
描いた絵をパソコンに取り込み、反転させて版画として使用できるようにします。
それをOHPフィルムというものにプリントして特殊な液で銅板に写し込みます。
写真の現像のような工程を見ているようでした。
その銅板を液剤で腐食させることによって銅板に絵が移るそうです。
10分ほど付けると見事に銅板に絵が移っています。

そして最後はそれを紙に写して出来上がりました。
自分の描いた絵が版画になると風合いが全然違うものになりいい味が出てきます。
教室が終わるとすごい達成感がありました。

これからもこの教室でいろんな絵を製作したいと思います。

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