美人ヴァイオリニストに親近感を覚えた件について

ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さん。
息子さんたちの躾の方法が物議を醸して、一時期、有名な教育評論家も巻き込んだ論争になりましたね。
テレビのバラエティー番組でも見かけるし、面白い人だなぁ、と思っていました。
少し前の新聞記事で彼女のエピソードが紹介されていました。
大切にしているものについて語る連載記事です。
赤ちゃんのころにお母様からプレゼントされたスヌーピーのぬいぐるみに「スヌ子」「スヌろう」と名前をつけて、ずっと大切にしていること、特に、もともとお兄様のものだった「スヌろう」の方はいつも一緒で、アメリカ留学にも連れて行ったこと、今も息子さんたちに読み聞かせをするときに活躍していること、などを読んで、私はうれしくなってしまいました。

わが家にも子どもたちが小さいころから猿のぬいぐるみがたくさんあり、それぞれ名前をつけて、今は高校生・大学生になった子どもたちも大切にしているからです。
特に大学生の息子のお気に入りの「さるたん」は、息子が小学生のころ上野動物園の売店で買ったもので、色も毛並みも、新品と並べたら、同じものとは思えないほどくたびれています。
でも息子にとっては大事な友だち。
来春予定している海外留学にも連れて行こうかと半ば本気で考えているほどです。
もちろんこんな話は友人たちには秘密で誰にも話したことはないでしょう。
私もママ友にも話したことがありません。
なので高嶋さんの、すっかりくたびれて色も白ではなく灰色になってしまった「スヌろう」の写真を見て、私は「ちょっと見てごらん。この人、ウチと同じだよ」と息子を呼んだのでした。
息子も記事を読んで「名づけの感覚がオレたちと同じじゃん。オレも留学に持って行こうかな」とあれこれ考えている模様でした。

ぬいぐるみにも自分や家族にとっての大事な役割があるのですね。
子どもが大きくなって家族の会話が少なくなっていたところにペットを飼い始めたら、ペットを通して会話が増えた、という話をよく聞きます。
ぬいぐるみにも似たような役割がある、と私は思います。
私や息子と同じようにぬいぐるみを通じて自分を元気づけたり、子どもとコミュニケーションをとっている人がいることがうれしかったのです。
息子は留学に「さるたん」を帯同するでしょうか?「私は寂しくなるからイヤだ」と反対していますが。

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