あれはまだ20歳をむかえる前の事・・・。
会社の先輩たちがモータースポーツ好きで、車で峠に走りに行くとき連れて行ってくれたり、バイクの後ろに乗せてくれたりしていました。
まだ免疫がなくて、いちいち驚いたりして新鮮な日々でした。
自分は車はいじれなくて、単に足として使うだけです。
でもだんだん感化されてきて、ゆっくりですが1人で走りに行ってみたりしてました。
そんなある日、今度サーキットでバイクのレースがあるからみんなで見に行こうと誘ってもらいました。
本屋で立ち読みしてどんなレーサーが出るのか探ったり、夜中にやってるそれ系のTVをみたりして、情報を集めて用意しました。
バイクの事もよくわからなかったので、しっかり頭に叩き込んで。
いよいよバイクのレース当日、数台で出かけました。
まったく知らない風景を経て、サーキット近くまで来ると大きなタイヤのゲートがちらっと見えて、みんな興奮。
今日のレースは最終戦だそうです。
駐車場にはたくさんのバイクが集結していて、気分が盛り上がります。
ツナギとヘルメットがまたかっこいいんですよね。
レース中は爆音で大迫力! 耳をつんざく大音量で、先輩が何を言ってるのか全く聞こえません。
その後、すっかりバイクに魅了された自分も、とうとうバイクを買って、走り屋デビューしたのでした。