私の車は近所の個人が経営しているお店に全てをお願いしています。そこを選んでいる理由は近所である事もあるのですが、何より店主の方の人柄がよく、いつもトラブルが起きるとすぐに駆けつけてくれる親切さが最大の魅力でした。
しかし、先日私の不注意で車検が間際に来ているのに気付かず、急遽車検の予約をお願いしたところ、別の仕事が入っていると断られてしまい、仕方無くディーラーで車検を受ける事になりました。
今乗っている車は20年落ちの中古車で、今回の車検が私の手に渡ってからは初めての車検です。
そうは言っても、普段から近所の店で点検をお願いしているので、引っかかる場所などないだろうと高を括っていると、私の携帯にディーラーから電話がかかってきました。
電話の内容は「サイドブレーキが効かない」と言う内容でした。
そんなバカな…と思いつつディーラーに行って確認すると確かにサイドブレーキを引いても左のタイヤが全くロックしません。
キャリパーを分解してくれたディーラーの方の説明だと、通常のブレーキとサイドではピストンを押しだす仕組みが違っていて、サイドの時に押し出すためのピンのような物がキャリパーの中で折れてしまっているのが原因だそうです。
この状態だとオーバーホールするのも難しく、したとしてもパーツ代と工賃で新品のキャリパーが買えてしまうそうなので、車検の期限も近かった事から新品に交換する事にしました。
ディーラーの方の話では、折れた部分にかなりの錆が来ていた事から、ここ最近で折れた物ではないそうです。
そうなると近所の店で点検をしてもらっていた時には少なくとも折れていた可能性が高いです。
ディーラーの方に気づきにくい物なのかとも尋ねると「リヤをジャッキアップした状態で、サイドを引いてリヤのロックを確認しなければいけないので、設備の乏しい環境で確認するのは中々手間がいる。ディーラーでも特別相談されなければ、車検以外ではまず調べないだろう。」と言っていました。
この話を近所の店の店主にした所、気付かなかったと物凄く謝ってくれました。実際いつ壊れたかも定かではありませんので、これからも整備はお願いしようと思いますが、車検や点検はこれからはディーラーにお願いしようと思います。
人間である以上少なからずミスが起きるのは仕方ありません。
そのミスが見逃されないよう車にもセカンドオピニオンを設ける事の大切さを今回学びました。